現場に入って最初につまずきがちなのが「エディターが使えない」問題。
インストール禁止の環境、SSH接続先のサーバー、あるいは手元のWindowsしかない状況など、状況次第で使えるエディターはガラッと変わります。
この記事では、ITエンジニアとして最低限知っておきたいエディターを4つ紹介します。
Visual Studio Code

言わずとしれた、エディターとしてもIDEとしても機能する多機能ツールです。
近年登場した新しいエディター(CursorやVSCodiumなど)の多くがこれをフォークしたもの。生態系が広がっているので、基本操作を押さえておいて損はありません。
ただし、拡張機能に頼りすぎると落とし穴があります。現場のPCはセキュリティポリシーで拡張機能のインストールが制限されていることも多く、「手元では動くのに現場では動かない」という事態になりかねません。ご利用は計画的に。
公式サイト: Visual Studio Code
Vim

エンジニア界隈ではかなり有名なターミナルエディターです。
UNIX系OSには大抵最初から入っています。すべての操作をキーボードで完結できるため、タイピングが早い人が使うと編集速度がひたすら上がります。慣れた人がVimを使うのを見ると、それだけで「できる人だ」と思われる節もあります。
問題は、基本操作を知らないと保存すらできないこと。「どうやって終了するんだ」と詰まった経験がある人は多いはずです(強制終了は「:q!」 です)。
私が経験した現場ではVimすら入っておらず、viでしか作業できない場面もありました。
SSH接続先のサーバーでファイルを直接編集しなければならない場面は、現場では珍しくありません。そういうときにVimの基本操作(移動・挿入・保存・終了)を知っているかどうかで、作業のスムーズさが大きく変わります。
サーバー構築やLinux操作に興味が出てきたら、ファイルサーバーの活用方法もあわせて読んでみてください。

公式サイト: Vim
ちなみに私はあまり使用しないですが、使えるとなんかプロっぽく見えるので一応インストールと最低限の設定だけはしてあります。

カスタマイズが簡単らしいのでなんとなくVimではなくNeovimを使用しています。
nano

こちらもターミナルエディターですが、Vimよりずっととっつきやすいです。
Vimと違い、画面下部に操作ヘルプが表示されるため、コマンドを丸暗記しなくても何とかなります。近年、Linuxのいくつかのディストリビューションで visudo(sudoの設定ファイル編集コマンド)のデフォルトエディターがviからnanoに変更されていることもあり、存在を知っておくと助かる場面が増えています。
メモ帳

最後の砦です。
- エディターが何もインストールされていない
- アプリのインストールが許可制で申請が面倒
- とりあえずファイルの中身を確認・ちょっと直したい
この条件が重なったとき、Windows環境ではメモ帳が唯一の選択肢になりえます。機能はほぼゼロですが、「存在する」「必ず起動できる」という安心感は独特です。
コマンドラインから起動する方法も覚えておくと便利です。
notepad <ファイル名>
パスを指定すればそのファイルを直接開けますし、存在しないファイル名を指定すると新規作成のダイアログが出ます。
まとめ
余談ですが、エディターは何がベストか?みたいな話をするといわゆる「きのこたけのこ戦争」状態になるのであまり話さないことをおすすめします。


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