お題目は「できるだけ金のかからない会計システム」です。
POSレジアプリ自体は無料で使えるものもあります。
しかし、iPad限定だったり対応したレシートプリンターだったりキャッシュドロア(お金が出てくるやつ)だったり周辺機器代で結局10万円を超えます。
「なら全部自前で賄えばタダじゃん!」と思い作ってみました。
できたもの
初期画面

商品データ登録・エクスポート・インポート
本来なら商品データは別途サーバーを用意するものですが、我が家のネット回線はやや不安定なのと持っているタブレットがモバイル回線接続不可なため、商品データは端末ごとに保存してファイル共有などで同期することにしました。

商品価格は固定のものや変動するものがあるだろうということでデータ追加時には任意としました。


商品データはJSONのような形式でエクスポート可能です。


スマホのファイル権限周りが面倒だったので、データのインポートはテキストデータを貼り付けることで実現しました。
商品データを追加すると初期画面がレジっぽくなります。

商品購入画面
登録済み商品やその場で入力した商品をカートに追加し、「購入確定」ボタンを押すことで会計終了です。

モザイクをかけていますが、「購入確定」ボタンを押すとQRコードが表示され読み込んでURLにアクセスするとレシートがダウンロードされるようになっています。

これで紙とプリンターが不要になります。
支払履歴画面
個別・年単位での削除やCSV形式での支払履歴データのエクスポートが可能です。




CSVデータはUTF-8形式で保存されるので、エクセルなどでそのまま開くと文字化けします。
アプリが動作する端末
現状動作を確認したのは以下のみですが、Flutterで作成したのでmacOSやiPhone、iPadなどでも動作すると思います。
- Windows 11
- Android
大体の方はこれらのうちいずれかを持っておられるので、端末代が不要になります。
キャッシュドロア
これはうちに金庫があるのでOKとしました。
これで「レジ」「レシートの紙」「レシートプリンター」「キャッシュドロア」が全部無料(ありあわせ)で用意できました!
余談
実は今回はどうしてもアプリ内で完結できない部分があり、そこは以下の構成で解決しました。
Google Cloud Runは完全無料ではないですが月あたり数万リクエストの無料枠があるらしいので小規模なら無料と等価との判断です。
まあ過去に無料枠でしか使ってないのに料金を請求されたこともあるので、そこは自己責任ということで。
まとめ
以前出席管理システムを作成したときもそうでしたが、自分で作ると大体安価に済みます。
レッツデジタルDIY!
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